田村祐一

| 東京の蒲田にて銭湯を営んでおります。 地下水と黒湯温泉を薪で沸かし、毎日ほっかほかのお湯を作るのがお仕事です。 http://www.facebook.com/hinodeyu 銭湯は実は熱いところだということを世にアピールするために 「銭湯部」なるものも主宰しております。 http://www.facebook.com/sentoubu 銭湯が好きな方! 銭湯の裏側に興味がある方! 銭湯部に参加してみたい方! イイネ!押していただけるとちょっとうれしくてお風呂の温度があがります。 銭湯を儲かる商売に 日本人に愛される商売に 世界中の人に愛される商売に あわよくば、宇宙人が地球で銭湯に寄っていけるようにすべく 日々精進しております。 よろしくお願いします。 |
(2012年7月 浅草「日の出湯」にて)
日の出湯の歴史
(清水宣晶:) ん、、今来てた人は、Wi-Fiルーターを設置していったんですか?
(田村祐一:) そう、なんか、Wi-Fiが入ったみたいです。

でも、softbankにしか対応してないのかもしれない。
清水さん、携帯はiPhoneですか?
iPhoneですけど、これは、
ドコモのSIMカードを入れてるから、
使えないんじゃないかな。
SIMフリーのiPhoneって、
日本じゃ買えないですよね?
僕は、台湾から輸入しました。
ちょうど僕、再来週から、
台湾とシンガポールに行ってくるんですよ。

おお!
その間は、銭湯は休業になるんですか?
いや、前からここで働いてる方にお店をお願いして。
その方が、今月いっぱいで辞めるんです。
じゃあ、その前に、
海外旅行に行っておこう、と。
そう、
「今行かないと、一生行けないかもしれないよ」って言われて(笑)。
お言葉に甘えて、行かせてもらうことにしました。

銭湯っていう仕事をしていると、
なかなか、海外旅行は出来ないでしょう?
出来ないです。
ウチの親も、行ったことないですし。
ゴールデンウィークも、盆も正月も無いですから。
そうか、正月でも、
お風呂にはお客さん来ますもんね。
元旦が休みなだけで、
それ以外は、年末年始も営業します。
「日の出湯」は、
田村さんで何代目になるんです?
蒲田の店のほうは僕で4代目で、
この、浅草のほうは、もう、
どのぐらい遡っていいかわからないぐらい。
たぶん、12代目ぐらいだろう、って。
(笑)12代目!
最初に、この場所で風呂屋が始まったのが、
明治の初期か、江戸時代の終わりぐらいで。
戦争が始まって、その主人が疎開をするっていう時に、
曽祖父が買い取ったんです。
スゴいなあ・・。
戦争でも運良く焼け残って、
そのまま続けてるって感じですね。
今のこの、マンション型の銭湯にする前の建物は、
かなり古いものだったんですか?

昭和2年のものだったって言ってましたね。
てことは、、
関東大震災の直後の建物。
そう、やっぱり大震災の時に、
建物が一回潰れちゃったらしくて。
その時に建て直してから、ずっと同じ建物だったみたいです。
銭湯っていう商売に限らず、
4代目っていうのは、なかなか珍しいですよね。
そう、だいたい、
家業っていうのは3代目までって言いますから。
ウチは、まだ父親が現役で働いてるので、
正確にはまだ3代目なんですけど。
同世代の人って、
他にも結構いますか?
いや、僕が今までに会ったのは、
高橋さん(「清水湯」3代目)と、
栗田さん(「梅の湯」3代目)だけですね。他にもまだ、いらっしゃるとは思うんですけど。
田村さんは、今まで、
どこかに就職したりはしなかったんですか?
しなかったんです。
おお!
てことは、もう、
生粋のお風呂屋さん?
そう、
だから、割りとレアな例だと思います。
家業を継いでる人に話しを聞くと、
いったんどこかの会社で働いてたとか、
最初は継ぐつもりがなかったってこと、
結構ありますね。
僕は、そういう人のほうが強みがあると思うんですよ。
ちゃんと社会にも出てるし、
自分の家のことを客観的に見られるし。
銭湯を継ぐということ
田村さんの場合は、最初っから、いずれは自分が継ぐっていう心づもりだったですか?

そうですね。
でも、僕の場合、そんなカッコいいもんじゃなくて、
働きに行くのに電車に乗りたくないとか、
サラリーマンっていうものがあまりピンとこなかったんです。
ぶはははは!
サラリーマンがピンとこなかった。
「親父を超えたくて」とか、
カッコいいことが言えればいいんですけど、
そういうのは無くて、ただなんとなくなんですよね。
高校卒業ぐらいの頃、ここを建て直すっていう時、
父親に、「お前、継ぐの?」って聞かれて、
「うん、いいよ」って。
お父さんも、建て替える時、
ちょっと気になったんでしょうね。
父親も母親も、
「やりたくなければやらなくていい」って言ってたんですけど。
「俺も景気良くない時に継いだけど、お前の代はもっとひどいよ。
でも、それは、お前が自分の意思でやることだからね」って。
俺はあんまりオススメしないけどね、と。
おじいちゃんとおばあちゃんは、違いましたね。
小さい時から「お前は、お湯屋をやるのか?」って、
ずっと僕に聞いてました。

おじいちゃんは、やっぱり、
継いでほしかったんでしょうね。
そんな感じでした。
でも僕は、もし、自分の子供にやらせるかって言ったら、
「やらないほうがいいよ」って言うような気がします(笑)。
それは、苦労をかけたくないっていう
気持ちからですか?
面白いかどうかって、その本人の捉え方だと思うんですけど、
この仕事は、そこまで社会に必要とされてるのか?
って、よく考えますね。
それでぐるぐると考えて、結局、
「もっと稼げる商売にすればいいんだ」と思って、
今、頑張ってるところなんですけど。
そう考えたら、会社勤めを経験してたら、
継いでなかったかもしれないですね。
給料とか待遇を考えたら、決して楽な仕事ではないですから。
お風呂屋っていうのは、大変な職業だから、
我慢強い人じゃないと出来ない、とは言いますよね。
言いますね。
ほんとに、イノベーションを起こすぐらいの気持ちで
やっていかないと、続けられないですね。
僕にその覚悟があったかっていうと、
継ぐ前には、そんなこと考えてなかったんですけど。
継いだからには、もう、
なんかしないといけない、と。

もう、やるしかない、みたいな。
自分で変えなければ何も変わらないと思ったんで。
銭湯をやってて、他の仕事にはない、
面白いことってありましたか?
銭湯をやってるって言うと、
みんな面白がってくれるっていう、
ネタとしての面白さはありますね。
それは、あるでしょうね。
「え、何?4代目なの?」っていう。
あと、どんな職業でもそうですけど、
「ありがとう」って言われるのはいいですよね。
客商売は、特にそうでしょうね。
こんな、たくさんの人が、
向こうから次々にやって来るって、
めちゃくちゃ面白いでしょう。
面白いです。
毎日のように顔をあわせる人っていうのは、
結構いますね。
しかも、一人ひとり、独特なプロフィールがありそうな。
僕がここにちょっと座ってた間だけでも、
濃いネタ持ってそうな人が、かなり来たし。
ここらへんは下町で、
職人さんとか、元職人さんとかも多いと思うんですよ。
だから、皆さん、話しを聞くと面白いと思います。
これからの銭湯を考える
田村さんは、結構、他の銭湯にも入りに行くんですか?
僕は、全然行かないです。
あ、行かないですか!

この前、妻と話しをしてて、
「俺らって、銭湯好きなのかな・・?」
って話題になったんですけど。
(笑)そもそものところ。
そんなに好きではないよね、って。
だから、僕は、高橋さんとか栗田さんのような、
銭湯愛があるタイプの主人には、
自分はなれないって感じてるんです。
でも、だからこそ、
客観的な視点で銭湯を見れるっていうのも
あるんでしょうけどね。
もしかしたら、
そうかもしれないですけど。
今の人口を考えると、
銭湯に縁がある人と、ない人の割合で、
圧倒的に「ない人」のほうが多いじゃないですか。
だから、その、一般の人の視点は大事と思います。
僕の感覚だと、
地域のコミュニティーの中心を銭湯にするのは、
ちょっと不安があるのかなって思ったんです。
裸はいやだな、恥ずかしいな、って思う人が、
僕らの世代では多いんじゃないかと思うんですよ。
世代の感覚っていうのはありますよね。
僕自身、お風呂入る時は、
みんなと入るのもいいんですけど、
一人で入るほうがいいっていうのが本音なんですよ。
あんまり落ち着かなくて。
わかります。
一人で銭湯に入るのは好きなんですけど、
友達と入るっていうのは、ちょっとどうかなーと思っていて。
僕、まだ、思春期なんですかね。
ぶはははは!
まだ、多感な年頃なんでしょう。
妻に聞いても、そこは同じ感覚で。
入るのはいいけど、一人のほうが落ち着く、って。
うん、それはあるでしょうね。

僕は、洗い場で、隣の人との間に、
仕切りがあったほうが落ち着くと思うんですよ。
ああ、個別にスペースが
区切られてるほうがいいんじゃないか、と。
泡が跳ねるんじゃないかとか、
気を使いながら風呂に入るって落ち着かないし、
あとやっぱり一番は、恥ずかしさですね。
若い世代は、
小さい頃に銭湯に行ってたわけじゃないから、
まず、銭湯自体、馴染みがないですよね。
小さい時は、僕は、毎日入ってたんですけど。
すいてる風呂っていうのが好きなんです。
でも風呂屋としては、
すいてる風呂じゃ商売にならないし。
(笑)そう、どうしたもんかなーと。
そこは、すごい葛藤があるんですよね。
田村さんが始めた「銭湯部」っていう活動は、
どういうきっかけで始めたものだったんですか?
あれは、今まで銭湯に来たことがない人に、
銭湯にもっと来てもらおうと思ったんです。
その、きっかけ作りをしようと。
「銭湯って、来たら結構面白かったね」ってなって、
地元の町に帰った時に、
どこか銭湯入ってみたいなって思ってもらいたいと思って。
その、銭湯に来たことがない人が、
銭湯に来るきっかけがあるっていうのは、すごくいい。
でも、実際にやってみたら、
初めから、銭湯が好きな人が多かったんです。
ちょっと、そこは思ったのと違う方向にいったかな、
と思いました。
そうか、もともと銭湯が好きな人が、
集まったんですね。
全然それが悪いわけじゃなくて、
「銭湯」っていう言葉をいろんな人の頭に
残せたっていうこともありましたし、
やって、すごくよかったんですけど。
でも、やっぱり、銭湯に初めて来たっていう人に
もっと来てほしかったっていうのは、あります。
うんうん。
やらないよりは、やったほうがいいんですけど、
銭湯業界を活性化させるところまでは結び付けられなかったな、と。
もっとインパクトあることをやらないと、とは感じたんですよ。
銭湯に来る層自体を広げていかないと、
お客さんの数は、なかなか増えないですよね。

僕は、銭湯って、
町の情報の発信源になったら
いいんじゃないかなと思っていて。
おお?
町の情報っていうのは?
あそこに店出来たよとか、あのパン屋美味しいよ、とか、
地元の情報が集まってる場所になったら面白いんじゃないかな。
その情報って、どんどんストックされていくじゃないですか。
引っ越してきた人も、まず最初に銭湯に行けば、
地元の情報が手に入る、と。
それはいいなあ。
インフォメーションセンターみたいな感じですね。
この浅草みたいな観光地だったら、
観光案内所もあると思うんですけど、
普通の町だと、そういうの無いじゃないですか。
このへんで上手いラーメン屋ってどこなんだろう、
って思った時、地元の生の声を聴けたら、
銭湯が生み出せる価値の一つなのかなと思って。
それは、地元の人の生活の一部になっている、
銭湯だからこそ、出来ることですね。
じっくり考えれば、まだまだ、
銭湯でイノベーションを起こせることって、
たくさんあるんじゃないかと思います。
(2012年7月 浅草「日の出湯」にて)
【清水宣晶からの紹介】
僕が最初に田村さんに会ったのは、「銭湯の仕事を体験する」というツアーに参加し、釜炊きや風呂掃除などを体験させてもらったことがきっかけだった。
「日の出湯」もまた、古い歴史を持った趣き深い銭湯で、その番台に座る、まだ若い田村さんの姿を見た時、とても魅力的なコントラストがあると感じた。
田村さんが面白いのは、自分自身が大の銭湯好きというわけではないことだ。
でも、だからこそ、田村さんの発想は、世間の若年層の感覚にとても近いところからスタートしていて、銭湯に馴染みがない人たちを、どうやったら銭湯と結びつけることが出来るかということを、かなり明確にイメージしている。
田村さんは、どんな客商売をやったとしても順応出来そうな、柔軟なホスピタリティーを持ちあわせていて、彼であれば、銭湯という業界の枠にとらわれずに、代々続く家業を更に拡張させていけるのではないかと思わせる、改革への意思がある。
これからの「日の出湯」と「銭湯部」の発展に期待して、笑顔でカウンターに座る田村さんと話しをしに、またふらりと立ち寄りたい。
僕が最初に田村さんに会ったのは、「銭湯の仕事を体験する」というツアーに参加し、釜炊きや風呂掃除などを体験させてもらったことがきっかけだった。
「日の出湯」もまた、古い歴史を持った趣き深い銭湯で、その番台に座る、まだ若い田村さんの姿を見た時、とても魅力的なコントラストがあると感じた。
田村さんが面白いのは、自分自身が大の銭湯好きというわけではないことだ。
でも、だからこそ、田村さんの発想は、世間の若年層の感覚にとても近いところからスタートしていて、銭湯に馴染みがない人たちを、どうやったら銭湯と結びつけることが出来るかということを、かなり明確にイメージしている。
田村さんは、どんな客商売をやったとしても順応出来そうな、柔軟なホスピタリティーを持ちあわせていて、彼であれば、銭湯という業界の枠にとらわれずに、代々続く家業を更に拡張させていけるのではないかと思わせる、改革への意思がある。
これからの「日の出湯」と「銭湯部」の発展に期待して、笑顔でカウンターに座る田村さんと話しをしに、またふらりと立ち寄りたい。
















第302話 内保亘
第301話 滝沢明日香
第300話 久保礼子
第299話 岡澤浩太郎
第298話 橋本知久
第297話 堀尾寛太
第296話 鴻野祐
第295話 吉崎亜紗子
第294話 古瀬正也
第293話 篠原祐太
第292話 田島由香子
第291話 山崎繭加
第290話 小金沢裕之
第289話 青山光一
第288話 高桑雅弘
第287話 久保田光
第286話 岩上健太郎
第285話 堀場百華
第284話 栗林宏充
第283話 マツダミヒロ
第282話 木下英一
第281話 白井康平
第280話 在賀耕平
第279話 太田泰友
第278話 柄沢忠祐
第277話 鮏川理恵
第276話 伊藤大地・麻里子
第275話 金澤金平
第274話 近谷浩二
第273話 岡田信一
第272話 大野佳祐
第271話 吉田マリア
第270話 齋藤志穂
第269話 富岡直希
第268話 中村尚哉
第267話 塩川浩志
第266話 篠原憲文
第265話 金子久登己
第264話 大島亜耶
第263話 上山光子
第262話 日野秀明・熊谷祐実
第261話 山田貴子
第260話 渡辺正寿
第259話 桑原大輔・あやこ
第258話 田原さやか
第257話 高野慎吾
第256話 安久都智史
第255話 堺大紀
第254話 塚原諒
第253話 鈴木優介
第252話 藤原みちる
第251話 濱野史明
Mike Davis
第249話 松本菜穂
第248話 大竹恭子
第247話 前村達也
第246話 あや
第245話 須田高行
第244話 福原未来
第243話 古谷威一郎・育子
第242話 井出天行
第241話 吉澤希咲子
第240話 北沢正和
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第238話 熊本敦子
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第236話 ハン・クァンソン
第235話 山本勇樹
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第232話 石川伸一
第231話 北幸貞
第230話 石田諒
第229話 永富さおり
第228話 Simeon
第227話 吉田岳史
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第221話 小林まみ
第220話 木下史朗
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第216話 カトーコーキ
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第212話 柳澤拓道
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第201話 山岸直輝
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第151話 大槻美菜
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第148話 辰野まどか
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第144話 源侑輝
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第142話 熊崎奈緒
第141話 山中思温
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第137話 吉田秀樹
第136話 平世将夫
第135話 杉なまこ
第134話 田村祐一
第133話 小橋賢児
第132話 竹沢徳剛
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第130話 藤沢烈
第129話 竹田舞子
第128話 KERA
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第122話 鈴木教久
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第102話 本田三佳
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第076話 紺野大輝
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第073話 木村由利子
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第068話 山田康平
第067話 西野沙織
第066話 川端利幸
第065話 岩下拓
第064話 清水宣晶
第063話 高橋慶
第062話 山本麻子
第061話 木村孝
第060話 田島由香子
第059話 石井英史
第058話 巻山春菜
第057話 多苗尚志
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第054話 西村友恵
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第052話 高木大
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第047話 清水元承
第046話 貴田真由美
第045話 伊藤敦子
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第038話 貫名洋次
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